ネクスター株式会社の執行役員 CBO D2Cブランド Emella Creative Directorである伊藤実祐の婚約事情がインターネットニュースで話題になり、一時はYahoo!ニュースでもランクイン。婚約破棄の裏にあった伊藤実祐の想いと彼女自身の生き様を OriconEltha様に取材いただきました。(以下記事引用) https://beauty.oricon.co.jp/special/101281/
本投稿は2022年1月7日のプレスリリースになります。
D2Cファッションブランド「エメラ」のディレクター・伊藤実祐さん。YouTubeに投稿した婚約破棄の動画が話題に 昨年11月、「29歳、クリスマスに婚約破棄された話」という動画がYouTubeに投稿されて話題になった。
投稿したのはインスタグラマーの伊藤実祐さん。自身のYouTubeチャンネル「伊藤実祐のみゆちゃいchannel」で、婚約相手からの裏切り、婚約破棄にいたった経緯、家族や友人への報告などを詳細に語っている。動画は82万回再生され(2022年1月7日時点)、「胸が痛くなりました。すごく辛かったと思います」「籍入れる前に気付けてほんと良かった」「同じような境遇でとても共感しました」などと反響が。自身のツラい体験をYouTubeで話すことでどのような気持ちを感じていたか、あらためて話を聞いた。
29歳、クリスマスに婚約破棄された話
式場をおさえ、新居も準備、同棲をスタートさせるも…婚約相手からの告白
伊藤実祐さんと婚約相手だった方は、4年間の交際期間があった。2019年のクリスマスイブにプロポーズを受けて婚約。しかし当初、伊藤さんは自身のファッションブランドを立ち上げたばかり。仕事に力を入れるべきタイミングだったこともあり、籍を入れるのは付き合って4年の記念日である2021年3月にしようと話し合った。婚約期間の1年間は結婚の準備期間として、仕事の合間に両親への挨拶や式場の予約も済ませ、2人で住むための新居を準備。これから家族が増えていくことも考え、家具家電もファミリー用のものを新調し、引っ越しまで済ませていたという。
先んじて同棲をスタートさせた伊藤さんは、帰宅時間が深夜におよぶ婚約相手の行動に不信感を抱くように。ちょうどクリスマスの時期に婚約相手の浮気が発覚。「プロポーズをして半年後に出会った女の子に恋をした」「(その子のことが)忘れられない、離れられない」と打ち明けられた。“恋をした女の子”は、風俗に勤めている女性。籍を入れるまで3ヵ月、結婚における様々な準備を終えようとしていた時の出来事だった。伊藤さんは当時、冷静な判断ができず「年末年始の期間、今後どうするのかいったん離れて考えよう」と話をしたという。
――婚約相手から告白されたあと、伊藤さんは年末年始を実家で過ごすために帰省されたと。当時、精神的に辛かったことは何でしたか?
「両親にこのことをどうやって話すか、ずっと悩んでいました。最終的にお別れするとなって、婚約破棄の報告をした時が一番きつかったですね。4年という長い期間付き合って、両親にも何回も会わせていて、仲良くしていたので。悲しい思いをさせちゃうなとか、婚約も式場も新居も決まっていたのに婚約破棄するなんて、なんて親不孝なんだろうと思いました」
――帰省のタイミングで、ご家族に相談はされなかった?
「とてつもなく重たい空気になることは分かっていたので、お正月のめでたい時期に家族に打ち明けることはできませんでした。一応、今後の関係について考える期間として年末年始があったんですけど、もし私が彼を許して関係を続ける選択をした場合、親には何も言わないほうがいいという判断もありました。家族だから年に何度か会う機会はありますよね。そこで嫌な感情を持って彼に会い続けることになる両親がかわいそうだと思いました。『結婚式の準備どこまで進んでいるの?』とか、『これが、伊藤実祐として過ごす最後のお正月だね』という家族との会話があって、帰省した時も私の結婚を家族がどれだけ楽しみにしてくれていたかを分かっていたので。両親には一番相談したかったんですが、言うのを我慢していました」
年が明けて婚約相手と話し合いを重ね、伊藤さんは婚約関係を解消する結論にいたった。新居の家具家電代、結婚式場の前金を婚約相手側に支払ってもらうことで合意したという。
「よかったやん!」両親の第一声に救われた
「こういうことがあってお別れしましたと言ったら、第一声が『よかったやん!』だったんですよ。籍入れる前で良かったって。『そんな人と実祐が籍入れると思ったら、そっちのほうが悲しいからよかったね』って言ってくれたんです。ちょっとホッとしましたし、第一声に救われたなと思いますね」
――このエピソードをYouTubeで語ろうと思ったきっかけは?
「最初はずっと、出したくないとスタッフに伝えていました。未練はなかったですけど、ちゃんときれいに話せるメンタルではないなと思っていて。自分の恥を世間にさらすのはどうなんだという思いもありました。
でも、私のインスタにはDMで恋愛相談がよく来るんですね。すごいディープな相談もあって、けっこうな数をいただくので、『私もこんなことがあったよ』と動画を出すことで背中を押せたらいいなと思ったんです」
――動画に寄せられたコメントについては、どのように感じましたか?
「ほとんどが『元気出ました』だとか、『頑張れ!』っていうポジティブなメッセージでした。そのコメントを見て、私もすごい勇気づけられたし、他の人を励ますことにもつながっていった。出してよかったと思っています」
――お話している時はどのようなお気持ちでしたか?
「自分で整理できたから話せました。両親のことを話しているときは目がうるうるしちゃっていて(笑)。つらかったな、悲しかったなっていう気持ちよりも、支えてくれた両親や友達への感謝の気持ちがあふれてきて、感動していました」
――どのように思考を整理していましたか?
「友達の影響が大きいですね。動画内でも語っているんですけど、一人にさせないようにって毎日一緒にいてくれたので。友達に話すことで、心の整理ができました。
あとは、彼と婚約破棄するタイミングでBTSにはまっていて(笑)。思考がぶっ飛んでいるとも思うんですが、BTSを見て、この子たちは世界的スターになるためにどれだけツラい思いをして、制限されて、嫌なことがあったとしても飲み込んで、今ここに立っているんだろうと想像しました。そしたら、私の婚約破棄は小さい悩みやんと思って。本当に人生終わったと思うくらいの失恋で、ずっと病むのかなと思ったんですけど、自分の悩みはカスみたいなものやなって切り替えられちゃったんです。BTSと自分は立場も全然違うんですけど、ツラい様子は見せずに、自分もやっていかなきゃあかんなって思いました」
リハビリ助手からフォロワー30万人のインフルエンサーに、“お洋服”で思いを伝える
――D2Cブランド「Emella」のクリエイティブディレクターをされていますが、なぜ洋服を作りたいと思ったのでしょうか?
「私がインスタグラムを始めたのは、まだ“インスタグラマー”という言葉もない時代でした。表に出る活動がしたくて、両親が学費を払ってくれていた看護学校を辞めて、サロンモデルの仕事を始めました。学費を返すために、リハビリ助手として日中働きながら、夜は立ち飲み屋でアルバイトをして、仕事を掛け持ちしながら学費を返しました。
サロンモデルも最初は無給からのスタートで、ポージングを勉強したり、他のサロンモデルをフォローして発信の仕方を研究したりして、生計がたてられるようになった。でも、かわいい写真を撮ってもらってインスタに載せるのを繰り返していたら、フォロワーは増えていきましたが、かわいい子たちに囲まれることで自分へのコンプレックスもひどく感じるようになりました。そのコンプレックスを解消してくれたのがお洋服だったんです」
――その経験が、アパレルブランドを立ち上げるきっかけになった?
「はい、サロンモデルをしていた時に、母から言われた言葉を今でも思い出すんです。コンプレックスに押しつぶされそうになって、母に愚痴を言っていた時に『自分で自分のこと好きにならないと、誰もあんたのこと好きになってくれへんで』って言われたことがあって、『ほんまにそうやな』って納得しました。自分を全部認めてあげることは無理だけど、コンプレックスと上手く付き合えば、だんだんと自分のことを好きになることはできる。そういう思いを届けたくて、『Emella』をスタートさせました」
――ブランドを動かしていく立場になった今、どんな気持ちですか?
「インスタグラムで発信して数字を出していたので、販売に関してはもっとやれると思っていました。もちろん大変だとは思ってはいましたけど、自信はあったんです。でも、自分のセンス、服作りに関わる人への伝え方、私の発信の仕方など、物を作って売ることの大変さも知ることになりました。他のブランドさんを訪れて『なんでこんなかわいく作れるの?』って思う時期もありましたね。購入してくださったお客様がDMをくださったり、ポップアップでお客様が喜んでいる様子を見て、『あー、やってよかったな』と思える。たまに街でも服を見掛けることがあって、そんなときはめっちゃ嬉しいです」
――伊藤さんは、どのような自分であることが大事だと思いますか?
「周りは結婚して、子どもを産んで…と、環境が変わっていますけど、何歳やから結婚しなきゃいけない、子ども産まなきゃいけないっていうのは無い。私の動画を観てくださる方は、25~35歳の女性が多いのですが、彼女たちからも将来に対する悩みや相談をよくいただきます。皆さんにお答えしているのが、年齢を言い訳に何かを制限したり、やめちゃったりするのはもったいないということです。他人の目、正直気にしちゃうとは思うけど、私は人としての道を踏み外しさえしなければ、他人を納得させる必要はない。自分がいいと思ったことに突き進んでいきたいです」
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PROFILE/伊藤実祐
ネクスター株式会社 執行役員 CBO/ネクスタークリエイティスト 共同代表 CBO/
D2Cブランド Emella Creative Director
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中日新聞