Nexter Inc

コンプレックスを持っている女子の味方になりたい

2020.04.26

「私、嘘つきたくないねんけど」


元々は、地元大阪の医療機関でリハビリ助手をしており、23歳頃からフリーモデル(サロンモデル等)の活動を開始。フリーモデル一本というわけではなく、リハビリ助手と居酒屋のバイトも並行していた。そのため、モデル活動について専念ができず、チャンスを逃すこともあったという。

 

「それでもモデルでやっていきたい!」

長く考えた結論に、最初の拠点である大阪から上京。その時、当社(ネクスタークリエイティスト)の持株会社である、ネクスター株式会社代表の細田と伊藤が出会う。

芸能事務所などに属すると、「仕事として仕方なくやらなければならないこと」が出てくるが、自分が受ける仕事に関しては「伊藤が良しとするものだけとする」ことを細田に快く許可してくれた。

 

伊藤には「女の子の毎日をもっと楽しく!」その気持ちがいつも根底にある。

 

可愛くなろうと努力している子」は最高に可愛い!伊藤自身、私は綺麗な顔立ちではないし、お金もたくさんかけられるわけではないと語っている。アトピー体質であったり、スタイルの部分であったり… とにかくコンプレックスが多いからこそ、コンプレックスを持っている女性の力になりたいと思って、自分を発信したり、自身が使ってみて良いものしかSNSで紹介をしない。その積み重ねでフォロワーの皆さんから信用を置かれ、30万人近いフォロワーまで増えていったと推察できる。

 

 

UGC(ユーザー生成コンテンツ)発インスタグラマー

インスタグラムでどうユーザーとコミュニケーションをとるか。今ではインスタライブのコメントやストーリーでの質問BOXが日常的に使われている。それらが日常的になる前に伊藤が行ったことは「「ダイレクトメッセージ(=DM)」のスクリーンショットをストーリーに載せて、コミュニケーションをとる」ということだ。(また女性から頂いたメッセージは全部返信するとのこと)

 

2018年からSaraha(サウジアラビア発)やPeing(日本)といった質問箱サービスが世界的に流行。2019年、インスタグラムにも機能として追加された。UGC(User Generated Content)がマーケティングとして主流になってきたのはごく最近のことだ。

 

伊藤はこのUGCを3年くらい前から意図せずに取り入れていたのだ。大勢に向けられた「質問ある?(=ストーリーの質問BOX)」や多数が閲覧しているインスタライブ上ではなく、1対1でやり取りを行うDMを使用することで、ユーザーは「個人」に対し、コミュニケーションがとられていると感じることができたのではないだろうか。

 

伊藤は1枚の投稿写真にかける時間よりも、ユーザーコミュニケーションにかける時間が圧倒的に長い。特に女の子の悩みに対しては、真摯に向き合い、悩みを馬鹿にすることは決して行わない。時には、誤字脱字があったり、気持ちを伝えづらい文章などあったりするが、伊藤が自分自身の悩みをさらけ出し、体験談も含めて素直に答えている。

 

「映え」という言葉はインスタグラムとともに広く使われた言葉ではある。伊藤の「映え」は、「場所・物」はとらわれない。自分自身だけで最高に映えることこそが、伊藤の努力であり、多くの人に参考にされている理由だろう。

 

フォロワーとコミュニケーションをとる中で感じたことは、多くの人が「自分を好きでいる」ことは難しいということ。そこに次の自分が行くべき道が見えた。

 

 

だから、私は、とけない魔法をかける

可愛くなろうという努力に勝る可愛さなし

シンデレラの主人公エラのように、どのような境遇にあろうとも

強い想いは、その努力は、輝かしい

Hemercall(花言葉:一日の美しさ)×  Ella(シンデレラの主人公 エラ)

=  Emélla (エメラ)

 

服作りでこだわっている部分は「スタイルが良く見えるか」ということ。実際に、スタイルについての悩み相談を受けることも多かった。身長が高くない伊藤にとっても、スタイルは悩みのひとつである。

 

1stサンプルでは思ったものが仕上がらず、スケジュールと常ににらめっこ状態。しかし、自身が良いと感じないと商品化することは自分の意に反する。このプロジェクトでは、協力会社の皆さんに多々とご迷惑をおかけしたが、その分細部までとことんこだわった。今までいただいたフォロワーさんの悩みなどが、ここでとても役に立ったと伊藤は話す。自分だけではなく、この服を着てくれる女の子みんなに魔法がかかるように。

 

 

<伊藤 実祐プロフィール>

伊藤 実祐(いとう みゆ) / みゆちゃい

ネクスタークリエイティスト 株式会社

代表執行役員社長

年齢 / 27歳 1992年6月1日生まれ

経歴 / 大阪府出身

2015年 上京、サロンモデルとしての活動を増やす

2017年 「インフルエンサーサミット」主催

2018年 TOKYO creatist(ネクスターグループ会社)執行役員CCO に就任

2020年 ネクスタークリエイティスト 株式会社 代表執行役員社長 に就任

 

<本件に関するお問い合わせ>
ネクスタークリエイティスト株式会社
担当:原田
MAIL:nozomi@nexter.tokyo 

 

 

 

 

 

Nozomi Harada

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