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「おうちでマーラータン」誕生秘話

2025.01.08

「おうちでマーラータン」誕生秘話と、細田氏に聞く新たな挑戦。

はじめに:運命的な出会い

代表の細田氏が「おうちでマーラータン」を立ち上げるに至った背景を、インタビュー形式でお届けします。

マーラータンとの運命的な出会い

Q: マーラータンとの最初の出会いを教えてください。

細田:「もともとマーラータンの存在は知っていて、七宝(チーパオ)の恵比寿店や赤坂店で何度か食べたことがありました。しかし、特別な感動を覚えたのは、新大久保の『頂マーラータン』を訪れたときです。当時、闘病中の父が新大久保近くの JCHO 東京山手メディカルセンターに入院しており、家族でお見舞いに通っていました。ある日、母と一緒にお見舞い帰りに立ち寄った『頂マーラータン』で食べた一杯が、それまでのどのマーラータンとも違う味わいで、心に深く残りました。母も『本当に美味しい。こんな味初めて食べた。』と驚いていました。」

SNSマーケティングとネクスター社との掛け合わせ

Q: その体験がブランドの立ち上げにどうつながったのですか?

細田:「帰宅後、『頂マーラータン』について調べる中で、このお店が『七宝麻辣湯(チーパオ)』の共同創業者が手掛けたものであることを知り、縁を感じました。そして、2020年はコロナ禍で緊急事態宣言もあり、飲食店が厳しい状況にあった一方で、D2C ブランド元年とも呼ばれた年でもありました。そのタイミングで、弊社役員の伊藤実祐と立ち上げていた D2C ブランド『Emélla』(現在は休止中)の経験を活かし、新しい挑戦を模索していました。
また、前澤友作さんの 10 億円前澤ファンドにも応募し、約 4600 社の中で最終面接まで進む経験を得ました(惜しくも最終選考で落選しましたが)。その頃、役員の伊藤とUber Eats を活用して東京中のマーラータン店を試し、会社で食べ比べをしていました。その中で、最も気に入ったのが以前母と訪れた『頂マーラータン新大久保本店』でした。次点で美味しかった『薬膳マーラータン』(歌舞伎町や渋谷で展開していた店舗、現在は閉店)や『七宝(チーパオ)』も、勿論美味しかったのですが。なんとそれらも『頂マーラータン』の齋藤さんが手掛けていた味だと知り、驚きと感動がありました。ここに私たちネクスター株式会社が持つ SNS マーケティングのスキルを生かせば、この感動をもっと多くの人に届けられるのではないか、とよぎったのです。」

新しいビジネスの可能性

Q: なぜ麻辣湯の事業を始めようと思ったのですか?

細田:「第一には、齋藤さんが創る味に惚れたからです。これは強い芯であります。今の店舗スタッフも皆、齋藤さんが創る味に惚れて集まってきました。野球でいうキャプテンがバッドでチームを引っ張るような….本当にそれが再現されているチームです。」
「また D2C はブランドとお客様を直接つなぐことができるため、SNS での情報発信やお客様の声をダイレクトに活用できるのが魅力です。マーラータンは家庭での再現が難しい料理です。『おうちでも本格的なマーラータンを簡単に楽しめる商品を提供したい』という思いが、立ち上げは D2C の仕組みと相性が良いと感じました。」
「もう一つ正直な背景に、高校時代の親友が秋田県で MaaS(Mobility as a Service)として立ち上げた店舗サービスがあって。コロナ禍で存分に力を発揮できずに終わってしまったのですが、彼がマーラータン事業の立ち上げに深く関わってくれたこと、前身の MaaS 事業の理念である 「美味しく、美しく。- delicious & beauty komachi -」 を、マーラータン事業に重ねてくれて、今も尚、理念がマーラータンに継がれていっていることなども、熱い背景としてあります。笑」

「おうちでマーラータン」の味作りや品質

Q: 味や品質にはどのようなこだわりがありますか?

細田:「大切にしたいのは、『頂マーラータン』を初めて食べたときの感動を家庭でも再現することです。スープは齋藤さんの実家でもある山形県酒田市からルーツでして。飛魚出汁をベースに、日本人の味覚に合う旨味と深みを意識して調整されています。また、春雨の麺は、はるさめ発祥である奈良県の老舗にて極太の特注麺であり、家庭で手軽に調理できる形にこだわり、お店の味をそのまま、誰でも簡単に楽しめる商品に仕上げました。」

マーラータン文化を未来へ

Q: 今後のビジョンを教えてください。

細田:「先ずは『おうちでマーラータン』を通じて、家庭の食卓にマーラータンという新しい文化を根付かせていきたいです。ステップアップの理想ではありますが、短期的なブームに終わらないよう、「サ飯マーラータン」はサ飯ブランドとしての確立、温泉•温浴施設への導入、おうち冷蔵庫や飲食店•食事処のフードロス(SDGs 12-3)をテーマとした「日替わりマーラータン」など。最終的には新宿発の和製マーラータンとして、東京名物•クールジャパンとして海外展開、中華の本場である中国市場への逆輸入も視野に入れています。様々な面で新宿名物 元祖「和製麻辣湯」というブランドの長期的な成長と持続可能性を追求していきたいと考えています。」

Q: ミシュラン(ビブグルマン)とかも意識はしていますか?

細田:「はい、かなり意識しています(笑)ミーハーではあるんですが、グランメゾン東京あったじゃないですか。あれ私大好きで。最近のスペシャルや映画のグランメゾンパリも、しっかりみました(笑)ただ私はマーケティング責任者であり、店舗の責任者ではないので…頂マーラータン本店のお店の人たちにミシュラン 2025 ビブグルマンを獲っていただいたいです(笑)」

取材後記:一杯のマーラータンが紡ぐストーリー

闘病中の父へのお見舞い帰りに訪れた「頂マーラータン」での一杯が、細田氏、そしておうちでマーラータン株式会社の始まるきっかけとなりました。その思い出の味を多くの人に届けるため、D2C という形で挑戦を始めた細田氏。その情熱とマーケティングの力が、マーラータン文化をどのように広げていくのか、これからの展開に注目が集まります。

ネクスターホールディングスについて

Nexter社は、14期目を迎えたSNSマーケティングカンパニーです。またグループ会社では、システムコンサルティング領域から、農林漁村発イノベーション(6次産業化支援)、海外企業日本誘致支援、クリエイティブ制作(創業20年)、Web•アプリ開発支援、UGCメディア、共創IPプロダクション(創業16年)、D2C|P2C ブランド事業など、幅広く展開しているホールディングスです。

事業会社名 : おうちでマーラータン 株式会社 ( D2C|P2C ブランド事業 )

責任者名  : 共同代表取締役 細田悠巨、齋藤悠  取締役 二瓶寛史、宮田隆啓

持株会社名 : ネクスターホールディングス 株式会社
英語表記  : Nexter Inc.|Nexter Holdings.
本社所在地 : 東京都 新宿区 大久保 3-8-3 住友不動産新宿ガーデンタワー LaTour Shinjuku Garden 29F
代表者名  : 代表取締役社長 CEO 細田悠巨

スタッフ数 : 42名(グループ合計・業務委託、アルバイト含む)
資本金   : 1億 2428万 4842円(グループ合計・資本準備金含む)
公式HP  : https://nexter.tokyo
公式X   : @nexter_tokyo https://twitter.com/nexter_tokyo
公式Instagram : @nexter_tokyo https://www.instagram.com/nexter_tokyo/

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